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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年08月01日
ブルームバーグNY市長、慈善家として脱石炭運動に5,000万ドル提供
(シエラクラブより)
米国、バージニア州アレクサンドリア発─環境NGOシエラクラブは7月12日、2020年までに国内石炭火力発電所1/3の廃止とクリーンエネルギー源導入促進を狙う脱石炭キャンペーンで、現ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグ氏個人の慈善団体(*)とパートナーシップを組むと発表した。その中で同団体はキャンペーンに向こう4年間で5,000万ドル提供することを約束した。
同キャンペーンではこれまでに153の石炭火力発電所新規建設計画の阻止、既存の石炭火力発電所の約1割廃止に成功。向こう4年間の予算は1億5,000万ドルで、そのうち5,000万ドルが同氏の慈善団体によってまかなわれることになる。
米国で石炭は主要な温室効果ガス排出源であり、石炭による大気汚染は、国内の5大死因のうちの4つ(心臓病、癌、脳卒中、呼吸疾患)の要因であるなど、年間1,000億ドル相当の健康被害も引き起こしている。
「米国のカーボンフットプリント削減に真剣に取り組もうとするならば、石炭に真剣に取り組まねばならない。石炭火力発電の廃止は正しい取り組みである。なぜなら、石炭は安価なエネルギー源に見えるが、私たちの環境や公衆衛生への影響は甚大だからである」とブルームバーグ氏は話す。
(*)慈善団体については以下のURLを参考にした。
http://mikebloomberg.com/
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110801_1.html
ブルームバーグNY市長、慈善家として脱石炭運動に5,000万ドル提供