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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年01月12日
IEA報告書:今後5年間の世界の石炭需要は大幅な拡大を続ける
(国際エネルギー機関より)
フランス、パリ発―国際エネルギー機関(IEA)は2011年12月13日、世界の石炭市場の見通しをまとめた報告書「中期石炭市場報告2011」(Medium-Term Coal Market Report 2011)を発表した。それによると、今後5年間の世界の石炭需要は大幅な拡大を続けるという。
すでに石炭は世界で最も利用されている発電用資源となっており、今後予想される需要増加の主な理由は、新興国における発電の急激な伸びであると報告書は指摘している。IEAの予想では、今後5年間の石炭需要は、1日当たり平均60万トンの割合で増加していくとみている。
さらに報告書は、中国の膨大な石炭需要が世界に及ぼす影響についても懸念を示し、中国の動きによっては、世界の石炭価格が高騰し、それにより電力価格が高騰する可能性もあるという。その他、今後5年間の石炭需要の増加は主に中国やインドなどOECD諸国以外の国でみられること、採掘が難しい炭鉱からも生産せざるを得なくなり石炭価格の上昇につながる点なども指摘している。
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IEA報告書:今後5年間の世界の石炭需要は大幅な拡大を続ける