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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年01月11日
欧州のエネルギーロードマップ2050:安定して競争力のある低炭素エネルギー部門は可能
(欧州委員会より)
ベルギー、ブリュッセル発─欧州委員会(EC)は2011年12月15日、欧州のエネルギー供給の競争力と安定性を向上させつつ、2050年までに排出量80%以上削減という目標の達成を目的とした「エネルギーロードマップ2050」を発表した。
このロードマップは、脱炭素化の主な手段(エネルギー効率化、再生可能エネルギー、原子力、炭素回収・貯留)を様々に組み合わせたシナリオの分析に基づいてまとめられたもので、炭素を排出しないエネルギーシステムと必要な政策の枠組みがもたらすものを示している。これにより加盟国は、必要なエネルギー選択を行い、民間投資にとって安定したビジネス環境を整えることが可能となる。
同ロードマップでは、あらゆる状況で好影響を及ぼす要素を特定し、それが以下の重要な成果をもたらすことを示している。
・エネルギーシステムの脱炭素化は技術的・経済的に実行可能。
・エネルギー効率化と再生可能エネルギーは極めて重要。
・早期投資で低コスト化が図れる。
・価格増を抑制する。今行う投資は将来の最適価格への道を開く。
・規模の経済が必要となる。欧州としてのアプローチは、各国が政策を並行実施するのに比べ、低コスト化と安定供給につながる。
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欧州のエネルギーロードマップ2050:安定して競争力のある低炭素エネルギー部門は可能