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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年01月14日
NASA研究報告:気候変動、生態系に大きな変化をもたらす
(米国航空宇宙局ジェット推進研究所より)
米国、カリフォルニア州パサデナ発―米国航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所は12月14日、NASAらのコンピューターモデルを使った最新の研究によれば、世界の気候変動は2100年までに地表のほぼ半分を占める植物群落を変化させ、森林や草原、ツンドラといった生態系の主要な群集タイプで、地上の生態系の40%近くに転換を促すことになるだろうと伝えた。
カリフォルニア州パサデナにあるNASAのジェット推進研究所と米国カリフォルニア工科大学の研究者らは、人間が排出した温室効果ガスの濃度上昇に伴い地球の気候が変化すると、地球の植物が今後3世紀にわたってどのように反応を示す可能性が高いかを調査した。調査結果は、『クライメート・ジャーナル』誌で発表されている。
モデル予測では、氷や砂漠に覆われていない地球の陸地のほとんどで、被覆植物の少なくとも30%が変化するという。人間や動物に、適応や多くは移住を余儀なくさせるほどの変化である。
植物界の変化に加え、同研究は気候の変化が、相互に依存し合い絶滅寸前であることが多い動植物種間の生態系の均衡を壊し、生物多様性を減少させ、地球の水、エネルギー、炭素等の元素循環に悪影響を及ぼすと予測している。
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NASA研究報告:気候変動、生態系に大きな変化をもたらす