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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年01月25日
大きな煙突、排気管、大気から二酸化炭素を除去する新素材
カテゴリー:技術
(米国化学会より)
米国化学会(ACS)は1月4日、大きな煙突や大気などから二酸化炭素を取り除く改良された方法についての報告が、『米国化学会誌』に掲載されたことをウェブサイトで発表した。この方法は、大気が湿気を含む現実的な条件で、これまでに報告された最高レベルの二酸化炭素除去能力を達成しているという。
ノーベル化学賞受賞者を含むグループによると「二酸化炭素の排出を制御することは、21世紀に人類が直面している最大の難問のひとつ」とのこと。そして二酸化炭素を、大きな煙突や大気などから除去する今までの方法は、「エネルギーを大量に消費する」「うまく機能しない」などの欠点があることを指摘している。こういった障害の克服に向けた取り組みの中で、このグループは、安価で簡単に手に入る高分子材料、ポリエチレンイミンをベースにした固形物に目を向けたという。
このグループが行ったテストは、他の関連素材を妨害する湿気を含む大気という条件の下で、この安価な素材が、これまでに報告されている最高レベルの二酸化炭素除去率を達成したことを示しているという。回収された二酸化炭素は、この素材から容易に取り出せるため、二酸化炭素は他の物質を作るために使用したり、環境から永久に隔離することが出来る。また回収に使用された素材は、効率性を損なうことなく、何回もリサイクルや再利用が出来るとのこと。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120125_1.html
大きな煙突、排気管、大気から二酸化炭素を除去する新素材