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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年01月26日
2011年の世界のクリーンエネルギーへの投資総額、過去最高に
(ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスより)
英国、ロンドン発-調査会社ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスは1月12日、2011年の世界のクリーンエネルギーへの投資総額が、前年比5%増の2,600億ドルとなり、過去最高に達したことを明らかにした。
2011年は太陽光発電への投資額が、前年比36%増の1,366億ドルとなり、風力発電への投資額(749億ドル)を2倍近く上回った。同社の調査によると、これまでにも太陽光発電への投資総額が風力発電を上回ったことはあったが、これほど大きな差が生じたのは今回が初めてという。
もう一つの注目すべき点は、米国の躍進である。2008年には、米国はクリーンエネルギーへの投資総額に関し、圧倒的に世界トップを独走していたが、2009年にその座を中国に明け渡した。中国は2010年も躍進を続けたが、2011年は、米国が中国を抜き、再び首位に立った。米国の投資額が、前年比33%増の559億ドルに伸びたのに対し、中国は前年比1%増の474億ドルにとどまった。
「米国が、クリーンエネルギーへの投資で首位に返り咲いたというニュースは、諸外国に遅れをとっていると懸念していた人々を安心させるだろう。しかし、大部分は、融資保証プログラムや補助金プログラムといった、連邦政府の支援事業によるもの。これらが終了すれば、投資は落ち込む可能性がある」と、同社の最高責任者Michael Liebreich氏は話している。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120126_1.html
2011年の世界のクリーンエネルギーへの投資総額、過去最高に