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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年05月16日
IEA報告書:再生可能エネルギーの普及は進むが、そのスピードは十分ではない
(国際エネルギー機関より)
英国、ロンドン発―国際エネルギー機関(IEA)は4月25日、世界におけるクリーンエネルギーの普及状況をまとめた年次報告書「クリーンエネルギー進捗報告書(Clean Energy Progress Report)」を、ロンドンで開催の第3回クリーンエネルギー大臣会合(CEM)で発表し、各国政府に対しクリーンエネルギー利用をさらに加速させるよう求めた。
報告書によると、設置の容易な家庭・企業用のソーラーPVや陸上風力発電などの再生可能エネルギーの普及は進んでおり、一部の国ではソーラーPVのシステム・コストを3年間で75%も減少させたという。しかしながら、大部分のクリーンエネルギー技術は必要とされる役割を果たすところまで至っていないと結論付けている。
報告書では、クリーンエネルギー技術の普及に向けて3つの主要な政策提言をしている。
・エネルギー生産と消費が及ぼす影響をすべて考慮した「真のコスト」をエネルギー価格に反映させることで、クリーンエネルギー技術の競争条件を公平なものにする
・エネルギー効率の可能性を引き出す
・エネルギー革新を加速させるとともに、研究・開発・実証への公的支援を促進する
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120516_1.html
IEA報告書:再生可能エネルギーの普及は進むが、そのスピードは十分ではない