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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年05月15日
報告書:電気自動車は全米各地で良い選択肢だが、排出量では地域差あり
(憂慮する科学者同盟より)
米国、カリフォルニア州バークレー発─憂慮する科学者同盟は4月16日、電気自動車(EV)は、米国のどこに住んでいても温室効果ガス排出量の削減と燃費の節約では良い選択肢である、とする報告書を発表した。
同報告書では、全米各地域を電力網区分で分け、電力網を利用したEV充電で発生する排出量の分析と、充電にかかるコストとガソリン車の燃費の比較を行い、EVにとってその地域が「最良」「より良い」「良い」か、を分類した。
その結果、EVが消費する電力に起因する排出量ではかなりの地域差があるものの、平均的なガソリン駆動車に比べれば、排出量の削減は期待できることが示された。たとえばカリフォルニア州等では、EVの環境性能は1ガロン当たり80マイルのガソリン車に匹敵するほど高いという。
また、全米50都市の電気料金を基に行った燃費分析では、EVと平均的な小型ガソリン車と比べると、年間750~1,200ドルも節約でき、ガソリン価格が50セント上昇するごとに、さらに年間200ドル節約できるという。しかし、EVの恩恵を十分に実現するには、自動車の種類だけでなく、動力源となる電力の種類を再生可能エネルギーへと変えることも必要となってくると指摘もしている。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120515_1.html
報告書:電気自動車は全米各地で良い選択肢だが、排出量では地域差あり