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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年07月10日
研究報告:二酸化炭素の貯留法に微生物が活躍
(エジンバラ大学より)
英国エジンバラ大学は6月15日、微生物が、有害な温室効果ガスの排出に対処する新たな農業技術の核となっていると伝えた。二酸化炭素を土壌を豊かにする石灰岩に変えるため、どのように微生物を利用できるかを科学者らが発見した。
微生物の技術は、西アフリカのような熱帯地域で育つ木の一種の手を借りている。研究者らは、イロコの木が乾燥した酸性土で成長し、天然の菌とバクテリアの併用療法を受けると何が起こるかを調査し、繁茂するだけではなく、炭素を貯留する手段としてその根の周辺の土壌に鉱物石灰岩を生成することを確認した。
イロコの木は、地中のカルシウムと大気中の二酸化炭素を結合させて鉱物を生成する。その後バクテリアがこの鉱物を石灰岩に変える状況を創出している。
この発見は、炭素を土壌に貯留し、大気から閉め出す新たな方法をもたらしている。炭素を葉の中や石灰岩の形で貯留することに加えて、土壌中の鉱物は土壌をより農業に適した状態にする。
この発見は熱帯諸国の植林事業につながり、発展途上国世界における二酸化炭素排出の削減に貢献するかもしれない。すでにこれは西アフリカで利用されており、現在ボリビア、ハイチ、インドで試験中だ。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120710_1.html
研究報告:二酸化炭素の貯留法に微生物が活躍