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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年08月18日
国連後援の研究:大気汚染がヒマラヤの氷河の融解を促進
(国連より)
国連環境計画(UNEP)は8月2日、南アジアを覆う大気汚染が原因の茶色い雲が、下層大気の太陽放射による加熱を約50%高め、ヒマラヤの氷河の後退を促しているという、新しい研究結果を報告した。
UNEPの後援により、カリフォルニア大学(サンディエゴ校)スクリップス海洋研究所の研究チームが行った分析によると、茶色い雲は煤や微量金属などの微粒子を含み、都市部と工業・農業部門からから発生している。ヒマラヤ山脈は揚子江、ガンジス、インダス川といった主要河川の水源で、中国、インド、南アジア諸国で数十億人の生命線を握っている。UNEPのアヒム・シュタイナー事務局長は、温室効果ガスの排出量を削減することで、気候変動と茶色の雲という二つの問題に取り組むことが可能となり、大気汚染の緩和と農作物の収穫量の増加といったさらなる恩恵を受けることができると話す。
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国連後援の研究:大気汚染がヒマラヤの氷河の融解を促進