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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年08月31日
水道メーターの設置、英国の水資源有効利用の選択肢に
カテゴリー:政治
(英国環境・食料・農村地域省より)
英国、ロンドン発-フィル・ウーラス環境担当大臣は8月16日、水不足が深刻化している地域の水道会社は、各家庭に水道メーターの設置を義務付けることが可能になる、と発表した。
これは、水の有効利用を進める政府主導の「節水推進部会(Water Saving Group:WSG)」の提案を受けて決まったもの。現在、イングランドとウェールズのメーター設置率は全家庭の約30%にしかすぎず、設置すれば1家庭につき約10%の節水が見込まれる。「英国でも干ばつや洪水など気候変動の影響が進んでおり、将来の持続可能な水供給のためにはさまざまな対応策を検討しておく必要がある」と同大臣は述べる。
メーター設置の義務化は渇水地域に限られ、水道会社は各自の25年長期計画の中でその効果を十分説明することが求められる。また、計画の原案は公開し、該当地域の住民の意見を求めるべきとしている。メーター設置を含む長期計画が実際に実施されるのは、2009年に料金検討を行った後となる。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070831_1.html
水道メーターの設置、英国の水資源有効利用の選択肢に