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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年09月05日
NASA、熱帯降雨の長期的変化を示す最初の兆候を確認
カテゴリー:気候
(米国航空宇宙局より)
米国、ワシントン発―米国航空宇宙局(NASA)の科学者チームは8月27日、入手可能なデータのなかで、最も長期にわたり、詳細な記録をもとに、熱帯降雨量が増加していることを示す、最初の兆候を確認したと発表。
同チームは、衛星と地上の装置で測定された27年間の世界の降雨記録を集めたところ、1979年から2005年の間で最も降雨量が多かった年は2001年以降が大部分を占めることが明らかになった。8月1日付の米国気象学会学会誌『Journal of Climate』でNASAが発表した研究論文によると、降雨量の増加は熱帯海洋に集中し、陸地ではやや減少傾向にあり、過去約30年間の降雨量の変化を世界全体で見ると、あまり変化はないが、降雨量の3分の2近くを占める熱帯地方では5%増加した。
気候科学者の予測では、地球の大気圏と地表温度の温暖傾向により、陸、海、大気の間の水の循環が加速化する。「熱帯降雨量で観察されている傾向のもっともらしい原因は気候の温暖化」と、論文の共著者でもある、同センター大気研究室のロバート・F・アドラー研究主幹が述べている。
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NASA、熱帯降雨の長期的変化を示す最初の兆候を確認