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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年09月11日
インド洋・西太平洋地域のサンゴ礁、予測以上の速さで死滅進む
カテゴリー:生態系
(ノースカロライナ大学より)
世界のサンゴ礁の75%が集中しているインド洋・西太平洋地域に生息するサンゴの死滅がこれまで考えられていた以上の速度で進んでいることが、ノースカロライナ大学チャペルヒル校の研究チームによって明らかになった。
1968年から2004年までに同地域に生息する2600以上のサンゴ礁について行われた約6000件におよぶ調査データベースを分析した同チームの研究によれば、1960年代以降、毎年約1560平方キロメートル、年間1%の割合でサンゴが死滅しているという。
これは、熱帯雨林の消滅速度よりも速い。また地球温暖化などの影響により、サンゴの健康状態を示すサンゴ被覆度(生きているサンゴがサンゴ礁を覆っている面積)は世界的に激減しており、同海域では1980年代には40%台だったのが、2003年には約20%にまで落ち込んでいる。本研究は8月8日号のオンラインジャーナル「パブリック・ライブラリー・オブ・サイエンス・ワン(PLoS One)」に掲載された。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070911_1.html
インド洋・西太平洋地域のサンゴ礁、予測以上の速さで死滅進む