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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年09月13日
ホッキョクグマの生息数、50年後には3分の1に
カテゴリー:生態系
(米地質調査所より)
米地質調査所(USGS)が9月7日発表した一連の報告書によると、北極圏の海氷がさらに減少すれば、50年後には世界のホッキョクグマの生息数の3分の2が失われるという。
今回の調査は、昨年12月にケンプソーン内務長官がホッキョクグマを絶滅危惧種法の保護種に指定するよう提案したことをうけて、USGSが情報収集のために実施したもの。ホッキョクグマの生息数や生息地、海氷の状態などをまとめている。
データ分析によると、海氷とホッキョクグマの生存・健康との間には直接的な関係があるという。ホッキョクグマは主食であるアザラシの捕獲のために海氷を必要としているが、海氷は温暖化のために減少している。USGSのシュミレーションモデルは、今世紀半ばまでにホッキョクグマに適した夏場の生息地は42%失われると予想している。調査結果をまとめた9件の報告書については一般からの意見も求めて検討を行い、「絶滅危惧種」に指定するか否かの正式決定は2008年1月になる。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070913_1.html
ホッキョクグマの生息数、50年後には3分の1に