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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20070921

国連「気候変動適応には家畜の遺伝資源多様性の保護が重要に」

カテゴリー:生態系

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(国連食糧農業機関より)

スイス、インターラーケン発―国連食糧農業機関(FAO)は9月4日、地球温暖化の影響緩和に多様な遺伝資源が重要な役割を果たすという観点から、家畜品種の絶滅が「警告的」な速度で進んでいるとし、世界の家畜品種の多様性消失を阻止し食糧供給を保つため国際的な行動計画の導入を国際社会に促した。

FAOのアレクサンダー・ミュラー副事務局長は、第一回「食糧と農業のための動物遺伝資源に関する国際技術会議(International Technical Confererence on Animal Genetic Resources for Food and Agriculture)」(スイス・インターラーケンにて9月3-7日開催)において、「動物遺伝資源の適切な利用はますます重要度を増しており、こうした資源が家畜生産の維持と改良に提供する選択肢は今後数十年間で非常に重要なものとなるだろう」と語った。

また気候変動と新種の悪質な家畜疾病の発生によって、農業生産システムへの適応能力維持の重要性が明らかになっており、家畜の飼育はこの点で非常に重要であるという。

FAOは、絶滅の危機に瀕する多くの品種が固有の性質を持っており、疾病に対する抵抗力や異常気象への適応などの特性が将来世代の食糧安全保障の基礎となることから、気候変動などの問題に役立つだろうとの見解を示している。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070921_1.html
国連「気候変動適応には家畜の遺伝資源多様性の保護が重要に」

 
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