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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年09月22日
北極海の氷、融解進む
(アルフレッド・ウェゲナー極地海洋研究所より)
ドイツ、ブレーマーハーフェン発―ヘルムホルツ協会(Helmholtz Association)が運営するアルフレッド・ウェゲナー極地海洋研究所は9月13日、今年の北極海の氷の厚さは、大部分がわずか1メートルで、2001年と比較すると約50%の減少に相当すると報告。
北極海の中心部の海氷面積について調査を行うために、ドイツ、ロシア、フィンランド、オランダ、スペイン、米国、スイス、日本、フランス、中国から、50名の科学者が2ヶ月半の船旅に参加している。現在も調査旅行中の同研究所のウルスラ・シャウアー博士によると、「北極海の氷量は減少し、海洋と大気は着実に温暖になり、海流も変化している」ことが最新の調査で明らかになっている。また、北極の生態系も様変わりしていることが確認されている。
今回の調査が終了した後も同地域の環境の変化に関する貴重なデータが入手できるように、自動測定のブイが設置された。「私たちは今、北極海での劇的な変化の渦中にある。2007-2008年の国際極年(IPY)は、世界各国の研究者たちが協力して、急速に氷の融解が進む海について調査する珍しい機会となった」とシャウアーは語っている。
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北極海の氷、融解進む