（英国環境・食料・農村地域省より）

英国、ロンドン発－再生可能エネルギーの生産を目的とする新しい「エネルギー作物計画（Energy Crops Scheme）」の応募受付が10月１日より英国で始まった。これは、ススキの一種である多年性のミスカンサスや、ヤナギなどの短期伐採林の生産者に対し補助金を交付するもの。しかし、実際の交付契約は、「英国農村開発プログラム2007-2013（ＲＤＰＥ）」が欧州委員会によって承認されてからになる。

これらのエネルギー作物は燃やしてエネルギーや熱源として利用するが、燃焼時に排出される炭素は成長時に取り込んだ量と同程度なので大気中の炭素レベルに影響を与えない。そのため、化石燃料への依存を減らし、温室効果ガス排出を削減することができ、さらには農村地域の経済活性化につながる。まだＲＤＰＥの承認前で確定はしていないが、短期伐採林への補助は１ヘクタール当り1,000ポンド、ミスカンサスについては800ポンドが提案されている。2007年末までには承認を受けて、できるだけ早い時期に本格実施することを目指している。

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