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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年11月12日
世界エネルギー展望2007、温暖化対策で印中との協力を強調
(国際エネルギー機関より)
英国ロンドン発―国際エネルギー機関(IEA)は11月7日、毎年発行されている「世界エネルギー展望」(The World Energy Outlook)の2007年版を発表。最新版では中国とインドでのエネルギー情勢とそれが世界に及ぼす影響に注目している。
IEAの田中伸男事務局長は、「中国とインドが直面している最大のエネルギー課題は、世界のエネルギー課題で、国際的な対応が必要。世界エネルギー展望2007では、より確実で、競争力のある、低炭素エネルギーシステム実現に向けた道筋が示されており、実現への過程では、世界の大国となりつつある両国の関与は必須」と語った。
また、田中事務局長は、「各国政府が政策を転換しなければ、石油と天然ガスの輸入、石炭の使用、温室効果ガスの排出量は、2030年まで容赦なく増加することは明らかで、こうした傾向がエネルギーの安全保障を脅かし、気候変動に拍車をかけるだろう」と指摘し、「エネルギー供給インフラが急速に拡大していることから、中国とインドを含むすべての国にとって、今後10年間が鍵を握ることになるだろう。よりクリーンで、効率がよく、より確実なエネルギー技術を支持する投資への極端な転換を行うために今こそ行動しなければならない」と述べた。
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世界エネルギー展望2007、温暖化対策で印中との協力を強調