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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年12月17日
WWF報告書:「気候変動がアマゾンの破壊を加速化」
(世界自然保護基金より)
インドネシア、バリ島発-世界自然保護基金(WWF)は12月6日、気候変動と森林伐採による悪循環で2030年までにアマゾンの森林の60%近くが消滅または深刻なまでに破壊される可能性があるという研究結果を発表。『アマゾンの悪循環:温室での干ばつと火災』(The Amazon's Vicious Cycles: Drought and Fire in the Greenhouse)と題する報告書では、南米に住む人々の生活に及ぶ影響だけでなく、アマゾン地域と世界の気候にもたらされる劇的な結果が明らかにされている。
報告書によると、現在から2030年までにアマゾンの森林伐採により、555億トンから969億トン(世界全体の年間温室効果ガス排出量の2倍に相当)の二酸化炭素(CO2)が排出されると推定されている。さらに、アマゾンが破壊されると、地球の気候システムの主な安定化装置の一つもなくなってしまうという。報告書の執筆者でウッズホール研究所の上級科学者のダン・ネプスタッドは、「アマゾン森林は地球の気候にとって非常に重要で、世界の気温を下げるために不可欠なだけでなく、巨大な淡水源でもあり、大きな海流にも影響を与えるほどかもしれない。その上、炭素の巨大な貯蔵庫でもある」と述べた。
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WWF報告書:「気候変動がアマゾンの破壊を加速化」