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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年01月08日
カナダ報告書:「温室効果ガスの大幅削減には経済全体での炭素価格の設定が必須」
(カナダの環境と経済に関する円卓会議より)
カナダ、オタワ発―カナダの環境と経済に関する円卓会議(NRTEE)は1月7日、「2050年に向けて:カナダの低排出な未来への移行(Getting to 2050: Canada’s Transition to a Low-emission Future)」という気候変動に関する新しい報告書を発表。同報告書は、カナダが2050年までに温室効果ガス排出量を65%削減することは可能だが、国の経済全体での早急な炭素価格の設定が不可欠だという結論に達している。
NRTEEは、カナダ環境大臣の要請を受け、温室効果ガス(現在のレベルから2020年までに20%、2050年まで60%から70%)と大気汚染物質の大幅削減に関する長期目標を達成する方法について、起こりうるシナリオを研究した。NRTEEの研究によると、温室効果ガスを大幅削減するためには、排出税、キャップ・アンド・トレードシステム、あるいはこの二つを兼ね備えた、市場ベースの政策が最も効果的で効率のよいことが示されている。NRTEEのグレン・マレー議長は、「大幅削減には、それに必要な技術と革新への業界による投資を促し、消費者の意思決定と行動に影響を及ぼすために欠かせない、早急で明確な価格シグナルが求められている」と述べた。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080108_1.html
カナダ報告書:「温室効果ガスの大幅削減には経済全体での炭素価格の設定が必須」