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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年01月22日
2007年 史上2番目の高温を記録
カテゴリー:気候
(アースポリシー研究所より)
アースポリシー研究所は1月10日、「2007年の年間記録によると、世界中の気温は明らかに上昇を続けている」と発表した。2007年の世界平均気温は2005年の最高気温をわずか0.03度下回っただけの14.73度で、記録史上2番目の高温となった。
1月は、前回の記録より0.23度上回り、これまでで最も暖かい1月となり、8月も過去の同月で最高気温を記録、9月は2番目に高温となった。北半球だけを見ても、2007年の平均気温は15.04度で、1880年の記録開始以来、北半球で最も暑い一年となったことは間違いない。
また、樹木の年輪幅から古代の気温を見ると、現在の北半球の気温は、少なくとも過去1200年のうち最高であることがわかるという。2007年は、記録を更新しなかったものの、気温を低めるラニーニャ現象の発達や平均を下回った太陽光強度など、気温の低下をもたらす自然現象があったにもかかわらず、これだけの記録を残した。
このことは、増加した温室効果ガスの影響が、地球の気候に対する他の影響の力を弱めていることを示唆している。この温室効果ガスが早急にかつ、劇的に削減されなければ、私たちがすでに目にし始めている気温上昇による多くの影響は、もっと深刻になり、もっと大きな犠牲を払うことになるだけだと同研究所は警告している。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080122_1.html
2007年 史上2番目の高温を記録