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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年02月01日
報告書:農業による気候への影響と緩和策の可能性
(グリーンピース・インターナショナルより)
グリーンピース・インターナショナルは1月7日、工業的農業による破壊的な農法や農業による実現可能な温暖化対策などについてまとめた報告書「クールな農業:農業による気候への影響と緩和策の可能性」を発行した。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)報告書の主執筆者であるピート・スミス教授率いるアバディーン大学の研究グループが作成した。農業が気候変動に与える直接的・間接的影響の詳細についてまとめたものとしては初の報告書となる。
同書によれば、農業における温室効果ガスの直接的な最大排出源は化学肥料の過剰使用によるもので、その排出量は年間21億トン二酸化炭素(CO2)相当量。さらに、飼料を消化してメタンを排出する家畜からは年間18億トンCO2相当量が排出されており、これは牛肉1キログラムあたり13キログラムCO2相当量が排出されている計算になるという。
同書は、「農業には、温室効果ガスの最大排出源から実質的な吸収源になりうる潜在性がある」と結論づけており、持続可能な農法など、吸収源にするための解決策についても解説している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080201_1.html
報告書:農業による気候への影響と緩和策の可能性