（国連環境計画より）

ケニア、ナイロビ発－国連環境計画（ＵＮＥＰ）は１月28日、2008年「地球大賞（Champions of the Earth）」の受賞者を発表した。この賞は、環境政策から最先端の研究までさまざまな分野で、持続可能な開発と気候変動との戦いに焦点を当てながら、優れたイニシアティヴを推進するためにリーダーシップを発揮した人物に贈られるもので、今回の受賞者にはモナコ元首アルベール２世殿下、ティモシー・ワース米国元上院議員、ニュージーランドのヘレン・クラーク首相など、７名が選ばれた。

国連事務次官でUNEPのアヒム・シュタイナー事務局長は、「私たちは今、前例のない規模の環境問題に直面している。これまで以上に地球は、2008年地球大賞受賞者のように、本質的で建設的な変化を促進し、環境問題で革新的な解決策を打ち出す、献身的な指導者であり、達成者を必要としている。こうした希望を与える人々は、行動と異なる開発の道が可能であるだけでなく、グリーンな経済へ転換することで有り余るほどの機会も生み出されることを示している」と述べた。

なお授賞式は４月22日、シンガポールにて行われる。

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