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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年02月05日
ワールドウォッチ研究所「地球白書2008」:環境がグローバル経済を動かす
(ワールドウォッチ研究所より)
米国、ワシントンDC発-米国のワールドウォッチ研究所は1月9日、同研究所の年次刊行物「地球白書」の最新版についてリリースを発表し、環境行動がグローバル経済の推進力になっているとその内容をまとめた。この「地球白書2008」(State of the World 2008: Innovations for a Sustainable Economy)は、長期的繁栄への機会をもたらす経済革新にスポットを当てている。
最新版では、新しい経済的機会の例を数多く取り上げている。例えば、2006年には再生可能エネルギーへの投資が推定520億ドル(前年比33%増)に達し、2007年も暫定的な予想では660億ドルになるとみられている。炭素排出権取引も大幅拡大をみせ、2006年には推定300億ドルとなり、2005年の取引高の3倍近い数字となった。また、一部の先進主要企業は、環境への取組みを強化している。
その一方で、今世紀末までに気候変動による被害は世界経済の8%に及ぶ可能性があるという研究にも言及し、地球レベルでの経済破綻を避けるためには、化石燃料採掘などへの投資をやめ、環境的に持続可能な産業に投資を振り向けるよう政府の政策改革が必要だとしている。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080205_1.html
ワールドウォッチ研究所「地球白書2008」:環境がグローバル経済を動かす