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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年02月07日
氷の融解 世界中で加速
カテゴリー:気候
(アースポリシー研究所より)
アースポリシー研究所は2月4日、氷の融解速度が世界中で加速していることをまとめ、ウェブサイトに発表した。
発表によると、現在、大気圏の二酸化炭素濃度は記録的な高濃度を記録し、地球の平均気温は産業が発達する以前に比べて約0.8度上回っている。氷に覆われた地域を見ると、気候変動の影響がいかに急速に現れているかがわかるという。近年、氷の融解はその速度を増しており、以前には影響を受けなかった地域にも広がっている。融解のスピードは、科学者でさえも驚くほど早く、気候変動の影響がかつて考えられていたよりも早く訪れ、さらに深刻になることを示す初期の兆候をもたらしている、としている。
海水面も、これまでに予測していた以上に速いスピードで上昇している。地質学的な記録によると、かつて氷床は破壊的なまでに崩壊し、海水面上昇の速度は今よりも20倍速かった。もし温室効果ガスの排出が制御不可能であるなら、こうした例は、現在の急速な氷の融解を、「より深刻で破壊的な影響の前兆」とみなすべきだと、同研究所は警告する。
詳しい解説とともに掲載した世界地図には、アラスカ、グリーンランド、北極、ヨーロッパ、米国モンタナ州、アジア、南アメリカ、南極、アフリカ、ニュージーランドと世界各地での氷河の状態がわかりやすくまとめられている。
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氷の融解 世界中で加速