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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年02月14日
ユネスコが警告、カリブ海のサンゴ礁が危機的状況に
(国連より)
ユネスコは1月28日、気温の上昇と暴風雨の増加によって、カリブ海のサンゴ礁とそれを生活の糧にしている人々が、深刻な危機にさらされていると警告した。ユネスコによると、カリブ海を覆うサンゴ礁は、過去50年の間に8割が死滅し、特に2005年に壊滅的な被害を受けたという。
この報告は、地球規模サンゴ礁モニタリングネットワーク(GCRMN)がまとめた、カリブ海のサンゴ礁の現状に関する報告書の発表に先駆けて行われた。GCRMNの報告書によると、カリブ海では2005年、ケイマン諸島やジャマイカ、キューバ、西インド諸島などの広い範囲で深刻な白化現象が起こり、サンゴ礁の95%が死滅したという。2005年といえば、観測史上最高気温を記録し、13個のハリケーンを含む26個もの暴風雨が発生した年である。
このような危機的状況からサンゴ礁を守るためには、今後20年以内に温室効果ガスの排出を劇的に減らし、気温の上昇を抑えるとともに、水質汚染や漁業、沿岸開発などによる直接的な被害を回避する必要がある、と報告書は述べている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080214_1.html
ユネスコが警告、カリブ海のサンゴ礁が危機的状況に