（英国環境・食料・農村地域省より）

英国、ロンドン発－英国環境・食料・農村地域省は１月31日、2006年における英国の温室効果ガス排出量の最終統計を発表した。これによると、温室効果ガス全体では前年より0.5％減少し、温室効果ガスの大部分を占める二酸化炭素（ＣＯ２）については0.1％の減少となった。一方、英国は2006年に2.9％の経済成長を遂げており、経済成長とともに排出量が増加するというこれまでの関連を覆している。

ＣＯ２排出を見てみると、家庭部門からの排出が前年比４％減で最も大きな削減をみせ、ビジネス部門が1.6％減でこれに続いた。しかしながら、その他の部門では増加した。特に、エネルギー供給は1.5％増、運輸は1.3％増となり、ＣＯ２排出量全体としては2005年からほぼ横ばいという結果になった。

統計の発表を受けてヒラリー・ベン環境大臣は、「英国は削減に向けた道を着実に進んでいるが、まだまだやるべきことは多い。日常生活や経済のあらゆる面で真の変革をしていかなければならない」と語った。

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