（ウォルマート社より）

米国、ベントンビル発－ウォルマート社と全米知事協会は２月26日、「議事堂のグリーン化」に向け、協力関係を結ぶと発表した。これは、両者が協力して、各州の州議会議事堂のエネルギー監査を実施し、エネルギー効率の改善とコスト削減に関する提案を行うというもの。

ウォルマート社は、「これまでに取り組んできた省エネルギー対策の実績を生かし、全米知事協会との協力関係を通じて、各州の経費節減と環境配慮に貢献したい」と意欲を示している。また同協会も、「エネルギー価格が急上昇している今、各州は自らが省エネルギー対策の実例を示し、リードする必要がある」と、同社との協力関係に期待を寄せる。

監査は２日間行われ、ウォルマート社は専門のエンジニアチームを派遣し、議事堂の施設内を調査したうえで、同社が世界中の店舗で培ってきたノウハウを基に、暖房や空調設備、冷却装置などに関するエネルギー効率の改善策を提案する。監査が実施された州は１年以内に、改善策による省エネルギー効果の実績を全米知事協会へ報告する。

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