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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年03月11日
米エネルギー省、セルロース系バイオ燃料の酵素開発に資金援助
(米国エネルギー省より)
米国、オーランド発-米国エネルギー省(DOE)のエネルギー効率化・再生可能エネルギー局のアンディー・カースナー次官補は2月26日、DOEが4件のセルロース系バイオ燃料関連プロジェクトに向こう4年間(2008-2011年度)で 3,380万ドルを出資すると発表した。これらのプロジェクトは、セルロース系原料をバイオ燃料生産に適した糖に分解する際の酵素システムに重点を置いている。企業からの経費負担分を含めると、合計7,000万ドルがこれらのプロジェクトに向けられる。
セルロース系エタノールは、さまざまな非食用原料(例えば農業廃棄物や、紙パルプなどの産業廃棄物、スイッチグラスなどの多年生植物)を利用するので、どの地域でも地元の原料で生産することが可能。精製過程が複雑になるものの、得られるエネルギーと生産に要するエネルギーを比較した正味のエネルギーは、これまでのトウモロコシ原料のエタノールよりも多い。
DOEは、コロラド州、ミズーリ州、オレゴン州、ウィスコンシン州の4ヶ所に小規模バイオ精製所を設置して新しい精製プロセスの試験を行うことを2008年1月に発表しており、今回の酵素開発プロジェクトはこれに関連したもの。その他、DOE主導のセルロース系バイオ燃料プロジェクトとしては、バイオエネルギー・センターを3ヶ所建設すること(DOE出資:4億500万ドル)や、6件の商業規模バイオ精製所開発プロジェクト(DOE出資:4年間で3億8,500万ドル)などがある。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080311_1.html
米エネルギー省、セルロース系バイオ燃料の酵素開発に資金援助