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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年04月04日
米国西部の気温 世界のほぼ倍速で上昇
カテゴリー:気候
(天然資源保護評議会より)
サンフランシスコ発--米国政府による最新の気温統計を分析したところ、米国西部は世界のどこよりも急速に気温が上昇していることがわかった。天然資源保護評議会(NRDC)が3月27日、明らかにした。
米国南西部最大の河川であるコロラド川流域の平均気温上昇は、世界平均の2倍以上で、さらに乾燥する可能性があるということになる。コロラド川は干ばつに見舞われており、同河川から水供給を受けている急成長の都市(デンバー、アルバカーキ、ラスベガス、フェニックス、ロサンジェルス、サンディエゴ)には特に悪い知らせである。
西部の11州を対象に行なわれた調査によると、2003年から2007年までの5年間で、コロラド川流域の平均気温は20世紀中の平均気温より約1.2度上昇。世界平均0.5度の2倍以上の気温上昇となった。11州の平均気温は約0.9度の上昇だった。
NRDCのテオ・スペンサー氏は、「地球温暖化は米国西部に深刻な打撃を与えている。すでに観光や行楽、スキー、狩猟、漁業活動は経済的な打撃を受けている。早く進む温暖化と高まる経済的打撃により、地球温暖化の害を早急に抑えなければならないことが明らかになった」と語っている。
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米国西部の気温 世界のほぼ倍速で上昇