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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20080413

研究報告:黒色炭素の温室効果は二酸化炭素の60%にも

カテゴリー:経済

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(スクリップス海洋研究所より)

バイオマス燃料の燃焼、固形燃料を使用した調理、ディーゼルエンジンからの排気などから排出される黒色炭素粒子の温室効果が、これまで考えられていたよりも3~4倍も高く、二酸化炭素(CO2)の60%にものぼることが、カリフォルニア大学サンディエゴ校のスクリップス海洋研究所とアイオワ大学の共同研究で明らかになった。学術誌「Nature Geoscience」4月号に発表された。

研究グループは、衛星、航空機、地上装置から得た黒色炭素の温室効果を観測したデータを統合し、1メートル平方あたりの温室効果が0.9ワットであることを突き止めた。昨年の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)では、その温室効果は0.2~0.4ワットとの推定値で合意されたが、この相違の理由について本研究の著者らは、推定値算出に使用されたコンピュータモデルは、大気中の他の浮遊微粒子と混ざった時の黒色炭素の温室効果の増幅を考慮に入れておらず、また温室効果が発生する高度全範囲を含んでいなかったから、と説明している。

研究結果によると、大気圏に浮遊する黒色炭素の25~35%が、薪や牛糞を家庭での調理用燃料として使い、暖房用に石炭を利用している中国やインドから排出されており、欧州その他の国から排出される黒色炭素の多くはディーゼル燃料の燃焼によるものである。

また、調理時の黒煙を吸って死亡につながった者も多数出ていることから、黒色炭素緩和策は長期的な温暖化抑制のみならず社会的利益もあるという。さらに、黒色炭素粒子の大気浮遊期間は数週間で、実用化されている既存技術で黒色炭素の排出は大幅に抑制できるため、黒色炭素排出削減策への投資はすぐに回収できる、と研究者らは語っている。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080413_1.html
研究報告:黒色炭素の温室効果は二酸化炭素の60%にも

 
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