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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年04月23日
ウミガメは気候変動影響を教えてくれる「指標」
(世界自然保護基金より)
世界自然保護基金(WWF)は4月17日、気候変動の影響を知らせてくれる優れた指標としてウミガメの存在が注目されていることを発表した。WWFは、「鉱山労働者が地下のガスを探知するのに役立つカナリアのようだ」と比喩している。
気候変動に対するウミガメの適応性を研究したルーシー・ホークス博士は、「ウミガメは、マングローブや藻場、サンゴ礁、深海の生態系と同様、健全な環境でないと生息できないため、気候変動を研究する手段としてじつに優れている」と述べた。
同博士は、また、気候変動が海岸やサンゴ礁、外洋にどのように影響するかを理解することが、絶滅が危ぶまれるウミガメはもちろん、沿岸に暮らし海洋資源に頼る何百万もの世界中の人々にとって利益になると話している。
WWFは同日、この研究の一環として、Adoption to Climate Change in Marine Turtles (気候変動に対するウミガメの適応性)というサイトを開設した。一般の個人、教育者、環境保護活動家、科学者が、気候変動がウミガメにどのような影響をもたらすのか、その対策に何をすべきかをより明確にしていくために、情報や活動をを共有することができるとしている。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080423_1.html
ウミガメは気候変動影響を教えてくれる「指標」