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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年05月01日
世銀、日本の観測技術衛星をラテンアメリカ・カリブ海地域の適応事業に利用
(世界銀行より)
米国、ワシントン発-世界銀行は4月17日、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)との間で覚書を交わし、JAXAが開発・運用する陸域観測技術衛星(ALOS)をラテンアメリカ・カリブ海地域における気候変動対策に役立てることを発表した。ALOSは生態系の変化をとらえる有効なツールとして、この地域における世銀の適応事業に利用される。
最新機器を搭載しているALOSは、土地被覆や天然資源を高解像度で撮影することができ、その画像やデータは、コロンビア、メキシコ、アンデス地域(ペルー、ボリビア、エクアドル)、西インド諸島における世銀の適応プロジェクトで使われる予定。ALOSが撮影したアンデス山脈の熱帯氷河の画像はすでに、この地域の適応プロジェクトで氷河の動態調査に使われている。
「高解像度を持つ最新画像システムを利用できることは、世銀とそのパートナーにとって大きな前進である」と世銀ラテンアメリカ・カリブ海地域担当持続可能な開発局長であるローラ・タックは述べ、また、JAXAの堀川康理事も、「ALOSがラテンアメリカ諸国における世銀プロジェクトに貴重な貢献をするものと期待している」と述べた。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080501_1.html
世銀、日本の観測技術衛星をラテンアメリカ・カリブ海地域の適応事業に利用