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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年05月03日
アースポリシー研究所報告:世界のCO2排出量、83億トンに
カテゴリー:気候
(アースポリシー研究所より)
アースポリシー研究所は4月9日付けの報告書で、化石燃料の燃焼による世界の二酸化炭素排出量が2006年時点で83.8億トン(炭素換算)を記録したと発表した。これは2000年の排出量を20%も上回る数字であり、2000年から2006年までの年間上昇率は1990年代の2倍以上だという。
二酸化炭素排出量は、産業革命で化石燃料の大規模な燃焼が始まって以来200年間にわたって増加してきているが、その増加率は、二酸化炭素が温暖化と生態系破壊の原因であることがわかったにもかかわらず、加速していると報告書は述べている。
また報告書では、化石燃料由来の二酸化炭素排出量の半分以上は、世界5カ国に責任があると言及。米国と中国の両国だけで全体の1/3以上を占め、残りの上位3カ国は、ロシア5.2%、インド4.7%、日本4.1%となっている。
報告書は、世界が早急に排出量を削減しなければならないと主張、「世界の森林を保護し、再生するための計画とともに、風力発電やプラグイン・ハイブリッド車など既存の技術や省エネ対策を行なっていけば、2020年までに80%の二酸化炭素排出量が削減できる」としている。
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アースポリシー研究所報告:世界のCO2排出量、83億トンに