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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年05月26日
報告書:バイオ燃料用作物が侵入種になるリスクを警告
(国際自然保護連合より)
ドイツ、ボン発―国際侵入種プログラム(GISP)は5月20日、バイオ燃料用作物が侵入種になるリスクが高いため、栽培を避けるべきだということを示す報告書を発表。
GISPは、報告書「バイオ燃料用作物と外来種:侵入リスクを軽減する」(Biofuel Crops and Non Native Species: Mitigating the risks of Invasion)で、各国政府に対して、バイオ燃料用作物を栽培する前にリスク評価を行うように呼びかけ、バイオ燃料用の作物には低リスクの種を使い、侵入生物を管理するための新しい規制を導入するように求めている。
侵入種による破壊のコストは、世界全体で年間1兆4,000億ドル(世界経済の5%に相当)を超えると推定されている。米国だけでも800以上の侵入種の蔓延に歯止めをかけ、それらがもたらす影響に対応するために、年間1,200億ドル以上を費やしている。
国際自然保護連合(IUCN)で国際侵入種問題に取り組むジェフリー・ハワードは、「侵入が発生する前に止めなければならない。バイオ燃料業界は比較的新しい概念なので、早めに行動して先手を打つという、またとない機会に恵まれている。」と述べた。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080526_1.html
報告書:バイオ燃料用作物が侵入種になるリスクを警告