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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年06月07日
NASA報告:「人間」「気候」「地球影響」の関係が明らかに
(NASAより)
ワシントン発―「人間が引き起こした気候変動が、永久凍土融解、欧州における早期開花、アフリカの湖の生産力低下など地球の自然システムに広範囲にわたって影響を及ぼしている」--NASA主導の最新研究結果で明らかになったもので、NASAが5月14日に公表した。この研究結果は5月15日付けの『ネイチャー』誌で発表された。
研究は、NASAのゴダード宇宙科学研究所のシンシア・ローゼンワーグ(Cynthia Rosenzweig)氏と、別の10団体の科学者が行なったもので、研究報告書を執筆したローゼンワーグ氏によると、「これは、地球温度の一連のデータ、気候モデルの結果、生物・物質システムの幅広い変化を関連付けたもので、『人類』『気候』『地球影響』の関係を明らかにした初めての研究だ」という。
また研究では、人間が引き起こした気候変動と地球上で観察された影響とのつながりは、特に北米、欧州、アジアの3大陸で見られることが分かった。一方、アフリカ、南米、オーストラリアなどの大陸では、生物・物質システムにおいて観察された変化の記録は温暖化傾向にあるにもかかわらず、さほど目立ったものではないという。
ローゼンワーグ氏は、「人間は、温室効果ガス排出量の増加を通して気候に影響を及ぼしている」とした上で、今回の研究対象とした大陸、特に熱帯、亜熱帯地域ではさらなる研究が必要だとまとめている。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080607_1.html
NASA報告:「人間」「気候」「地球影響」の関係が明らかに