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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年06月09日
カナダ初の環境取引市場、本格始動へ
(モントリオール取引所より)
カナダ、ケベック州モントリオール発-5月30日、モントリオール取引所とシカゴ気候取引所の合弁事業として設立されたモントリオール気候取引所が、二酸化炭素換算の単位を用いたカナダ初の先物取引を正式に開始した。この日行われた取引開始のセレモニーには、ケベック州のジャン・シャレ首相、ジョン・ベアード環境大臣、マイケル・フォルティエ公共事業・政府業務大臣も参加した。
「モントリオール気候取引所の開設は、カナダにおける環境取引市場を徐々に構築し、投資家を呼び込んでいくための第一歩である。最終的には、企業ができる限り効率的に温室効果ガスの排出を削減できるよう、市場原理に基づく解決策を提供する場として機能させたい」と、モントリオール取引所のリュック・バートランド社長兼CEOは述べた。
同市場は、参加する企業が、温室効果ガスの排出に伴うリスクを最低のコストで管理できるよう支援すると同時に、排出削減のための技術革新に向けたインセンティブが常に働く仕組みとなっているのが特徴。「この市場は、連邦政府による新しい規制枠組みを通じて、カナダの産業界に「大量の炭素にかかるコスト」を意識させるものである」と、同氏は説明する。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080609_1.html
カナダ初の環境取引市場、本格始動へ