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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年06月13日
メタン大量放出が悲惨な気候変動を突然引き起こす?
カテゴリー:気候
(カリフォルニア大学リバーサイド校より)
カリフォルニア、リバーサイド発― カリフォルニア大学リバーサイド校は5月28日、メタンの大量放出で悲惨な気候変動が不意に起こる可能性があることを発表した。同校の研究が明らかにした。
研究報告によると、今からおよそ6億3,500年前、強力な温室効果ガスであるメタンが、当時地球の低緯度まであった氷床から突然に放出され、気候の劇的な変化を引き起こした。この突然のメタン放出は、地球温暖化を引き起こし、「スノーボールアース(全地球凍結)」を終わらせた一連の事象を誘引した。
研究チームは、氷床下で特定の温度と圧力のもと、氷状になって安定するメタンクラスレート結晶から、最初は徐々に、やがて大量にメタンが放出されたと仮定しており、氷床が不安定になって崩壊し、メタンが放出されたという。
研究チームを率いた同校のマーチン・ケネディ教授は、「今、私たちが知らなければならないことは、(温暖化の)誘因が起こりやすいということだ。私たちは、今の二酸化炭素による温暖化で、現在も(6億3,500万年前と)同じような結果に近づいている」と強調した。
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メタン大量放出が悲惨な気候変動を突然引き起こす?