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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年06月28日
EUの2006年排出量データ:京都議定書削減目標に向けさらに前進
(欧州連合より)
ベルギー、ブリュッセル発-欧州委員会のスタブロス・ディマス環境担当委員は6月18日、欧州連合(EU)の加盟国の多くが2006年の温室効果ガス排出削減において進展をみせたことを歓迎した。欧州環境庁(EEA)がまとめた最新の2006年確定値によると、EU15カ国の排出量は前年比で0.8%減少し、基準年(大部分は1990年)からは 2.7%の削減となった。
EUは京都議定書により、2008-2012年に1990年比で少なくとも8%削減することを求められているが、EU15カ国は目標達成に向けて順調に推移している。しかしながら、新規加盟のEU12カ国の多くは、前年比の排出量が増加している。ディマス環境担当委員は、「EU12カ国は過去の排出量削減の成功に安住することはできない。2013年以降はEU27カ国全体としての削減目標となるため、すべての加盟国が努力を継続する必要がある」と語る。
2006年に前年比0.8%の排出量削減を行ったEU15カ国は、同時期にGDPを2.8%増加させており、経済成長と排出量増加の関連性を切り離すことに成功している。EU27カ国全体でみた2006年の排出量は、前年比で0.3%減、1990年比では7.7%の削減となった。
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EUの2006年排出量データ:京都議定書削減目標に向けさらに前進