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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20080629

ケニアのタナ川デルタ、バイオ燃料用サトウキビ畑に

カテゴリー:エネルギー, 政治, 気候, 生態系, 社会, 経済

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(ENSより)

ケニア、ナイロビ発―6月26日付けのENSによると、350種の鳥類、ライオン、ゾウ、希少なサメと爬虫類が生息するケニア最大のタナ川のデルタが、保護活動家や地域社会の反対にも関わらず、サトウキビ畑に転用される予定。ケニア国家環境管理局(NEMA)は、2,000平方キロメートルの手付かずのデルタを灌漑されたサトウキビ・プランテーションに転用するという、ムミアス砂糖工場(ナイロビ)の提案を承認した。

タナ川デルタをサトウキビ畑にする経済効果は不明確で、5月に自然保護団体のネイチャー・ケニアと英国鳥類保護協会(RSPB)が委託した報告書では、ムミアス砂糖工場が示す利益の算出に欠陥があることが示されている。

ムミアス砂糖工場によると、20年間でサトウキビ栽培による収入は245万ドルになる見込みだが、同報告書によると、同期間に漁業、農業、観光業、地域住民が受ける損失は5,900万ドルだという。同報告書では、ムミアス砂糖工場は利益を過大評価しており、水使用とサトウキビ工場がもたらす汚染に関する費用とデルタを訪れる観光客の減少による収入損失を無視していると指摘されている。

また、同報告書は、今回の提案が、洪水抑制、温室効果ガスの貯留、薬剤や食料の提供など、生態系がもたらすサービスの恩恵を、後戻りできないほど失う可能性があるとも述べている。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080629_1.html
ケニアのタナ川デルタ、バイオ燃料用サトウキビ畑に

 
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