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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年07月16日
オンタリオ州政府、炭素吸収源・北方林の保護で気候変動と闘う
(オンタリオ州首相HPより)
オンタリオ州政府は7月14日、北方林地帯22万5,000平方キロメートルを極北計画イニシアチブの元で保護すると発表した。
州面積の43%を占める北方林地帯は、地球上において「最後の原生林」と言われる地域の1つで、北極グマやカリブーなど、環境変化の影響を受けやすい200以上もの動物種の生息地であると同時に、世界的にも重要な炭素吸収源(年間約1,250万トンの二酸化炭素を吸収)である。そのため同地帯の保護は、同州の多様性維持に有効であるのみならず、気候変動対策にもなる。
州政府は、科学者、ファースト・ネーションズ(先住民族インディアン)、メティス(先住民とヨーロッパ人の両方を祖先とする人々)らと極北地域に広がる保護区の特定と保護管理で連携する。また北方地域にある36の自治体や資源業界と協力して持続可能な開発計画を策定する。
「氷河の後退以来、北方林地帯は原生林を保っているが、変化の訪れは避けられない。われわれは地球市民として、適切な開発計画を策定し、行動を起こす責任がある」とダルトン・マッギンティ州首相は話している。
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オンタリオ州政府、炭素吸収源・北方林の保護で気候変動と闘う