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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年08月08日
フィリピン初のごみ最終処分場メタンガス利用発電所、稼働へ
(フィリピン報道官事務局より)
フィリピン、リサール州ロドリゲス発-ごみ最終処分場から発生するメタンガスを利用した、フィリピン初の発電所が7月24日、ロドリゲスで稼働を開始した。開所式にはグロリア・マカパガル・アロヨ大統領も参加した。
この発電所では、同処分場に運び込まれる1日1,500トンのごみから発生するメタンを回収し、年間15~22メガワットを発電、地域住民に供給する。将来的にはマニラ首都圏からのごみも受け入れる予定で、1日あたりのごみ処理量は2,500トンに増加する見込み。
安価での電力供給と温室効果ガスであるメタンの抑制の両方を実現できる本発電所は、フィリピン初のクリーン開発メカニズム(CDM)事業でもある。操業・保守管理は、フィリピン企業と英国企業の合弁会社、モンタルバン・メタン・パワー社(MMPC)が行なう。
事業投資額は3,300万米ドル。「原油価格は現在1バレル150ドルまで高騰しているが、本事業によってフィリピンは向こう10年間で9,400万米ドル節減できる」とMMPCは試算している。同社はまた、国内2カ所において同様の発電所の開設を計画している
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フィリピン初のごみ最終処分場メタンガス利用発電所、稼働へ