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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年08月09日
報告書:中国、クリーン改革を解き放つ
(ザ・クライメート・グループより)
気候変動問題に取り組む国際NGOザ・クライメート・グループは7月31日、「中国は再生可能エネルギー生産国としてすでに世界をリードしていると同時に、価値ある経済機会の活用において先進国を上回っており、環境分野における雇用創出や重要な低炭素技術の開発を行なっている」とする報告書を発表した。
「中国のクリーン改革(China’s Clean Revolution)」と題された同報告書によれば、低炭素技術の革新を推進するだけでなく、省エネ化や再生可能エネルギーに巨額の投資を促すよう策定された政府支援策を中心に、中国の低炭素社会への移行は順調に進んでいるという。
同報告書はまた、「コスト優位性、明確な政策枠組み、ダイナミックで起業家精神にあふれたビジネス環境、省エネ化の豊富な機会などがそろっている中国は、『途上国の方が、環境分野の雇用、社会的利益、そして経済成長を生み出す低炭素技術への投資から得るものが多い』ということを証明している」とも指摘している。
2007年における中国の再生可能エネルギーへの投資額は120億ドルで、国内総生産(GDP)における割合では世界第一位のドイツとほぼ同等であった。中国政府の強力な政策を受け、低炭素技術への投資需要は高まっており、2020年の再生可能エネルギー目標を達成するためにはさらに3,980億ドル(年間330億ドル)の投資が必要と試算されている。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080809_1.html
報告書:中国、クリーン改革を解き放つ