本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年08月12日
スペイン産業観光商務相、省エネ・エネルギー効率化計画を新たに発表
カテゴリー:
(スペイン産業観光商務省より)
ミゲル・セバスティアン産業観光商務相は7月29日、スペイン議会の商務委員会において、政府が早急に実施すべき「2008-2011 省エネ・エネルギー効率化計画(2008-2011 Energy Savings and Efficiency Plan)」を発表した。この計画は、最近の石油価格高騰を背景に、既存の省エネ政策の強化を目的としている。
同計画では、「2011年までに石油消費量4,400万バレル(600万トン、同国の年間輸入量の1割に相当)の削減」を目標として設定。これを達成するために、輸送、工業、家庭、サービス業、農業の各分野において、31項目の様々な措置を講じる。予算は2億4,500万ユーロ。
31項目の主な措置は以下の通り。
・エネルギーサービス企業の発展促進
・スペイン標準化認定協会(AENOR)認証取得エネルギー企業への公共事業契約優先権付与
・電気自動車試験導入事業の実施
・公用車のバイオ燃料利用比率引き上げ(2009年までに最低20%、2012年までに38%)
・バイオ燃料普及に向けた規制整備
・一般市民へのエコドライブ技術の普及
・自転車専用レーン整備等による都市部の自転車利用促進
・商業ビル等における空調設定温度制限の導入(夏季26度、冬季21度)
・白熱灯販売打ち切り期限の前倒し(2012年までに打ち切り)
・省エネ型照明灯の無料配布(全国各世帯に2個、合計約4,900万個)
産業観光商務省ではまた、中長期計画として「2008-2016エネルギー計画(2008-2016 Energy Plan)」を策定している。同計画では、化石燃料消費量、エネルギー輸入量、二酸化炭素排出量を同時に削減できる再生可能エネルギーの促進が中心となっている。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080812_1.html
スペイン産業観光商務相、省エネ・エネルギー効率化計画を新たに発表