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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年08月24日
研究報告:地球温暖化で壊滅的な森林火災のリスクが増加
(全米野生生物連盟より)
米国、ワシントンDC発-全米野生生物連盟(NWF)は8月14日、ここ数十年にわたり、米国西部の広い地域で頻発している山火事の原因の一つとして、地球温暖化の影響が考えられる、とする研究報告をまとめた。地球温暖化により、山火事の発生期間が長引き、乾燥した状態が続き、落雷が増えているという。
2007年、米国西部では、ユタ州やネバダ州といったグレートベースンを始め、ロッキー山脈北部、南カリフォルニアなどで山火事が頻発した。その延焼面積は、およそ3万6,000平方キロメートル以上を焼失した1960年以来、2番目の規模を記録した。
大規模な山火事の増加とともに、損失も膨らみ、対策費が増す。1999年当時、連邦政府の山火事対策費はおよそ10億ドルだったが、2007年には30億ドルとなった。米国森林局の消防費も、2000年は年間予算の20%だったが、今や45%まで引き上げられている。
頻発する山火事の被害から森林を守るため、新たなアプローチが必要となっている。「私たちは問題の本質を理解し、深刻な山火事の発生に拍車をかける温暖化ガスを削減しなければならない」と、同連盟の気候科学の専門家、アマンダ・スタウト氏は述べる。
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研究報告:地球温暖化で壊滅的な森林火災のリスクが増加