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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年08月30日
研究報告:グリーンランドで巨大氷河の崩壊進む
(米国オハイオ州立大学より)
米国のオハイオ州立大学は8月21日、グリーンランドの衛星画像を常に監視している同大学の研究チームが、先月同島で巨大氷河の崩壊があったことを確認したと発表した。同チームは、北半球で最も長い間浮かんでいるペテアマン氷河の一部が、来年まで崩壊を続けると予測している。
同大学バード極地研究センターのジェーソン・ボックス准教授によると、7月10日から24日にかけて、グリーンランド北部のペテアマン氷河から29平方キロメートルもの巨大な氷が崩落したという。同氷河では、2000年から2001年の間に大規模な崩壊が起き、86平方キロメートルもの氷が消失した。
同氏が懸念しているのは、最新の衛星画像で、氷河の縁から内側にかけて大きな亀裂が見つかったことである。こうした亀裂は、間もなく大規模な崩壊が始まる前兆である可能性が高いという。「ペテアマン氷河がこの亀裂に沿って崩壊すれば、160平方キロメートルもの氷が消失するだろう」と同氏は説明する。
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研究報告:グリーンランドで巨大氷河の崩壊進む