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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年09月11日
アマゾン西部:石油とガス開発計画で森林破壊が進む
(Save America's Forestsより)
地球上で最も多様な生態系と熱帯雨林を抱えるアマゾン西部が、石油の掘削とパイプラインで覆われるかもしれない――自然林の保護や再生をめざし、市民や科学者、米国内の森林保護団体などで構成されるSave America's Forestsが8月12日に発表した。
米国森林保護の会を含む2つのNPOの研究者と、デューク大学の科学者が行なった研究によると、180を超える石油・天然ガス井(石油とガスを探査、開発するために区画された地域)は、最も手付かずの自然が残っている場所や、最も生物多様性の高い場所、森林に暮らす先住民族の領土と重なっており、ヤスニ国立公園(エクアドル)、マディディ国立公園(ボリビア)、ペルーのアマゾン川流域にも及んでいるという。その面積は688,000平方キロメートルとされ、テキサス州にほぼ近い面積の森林が破壊されることになる。
ヤスニ国立公園については、保護のための政府機関「ヤスニITTイニシアティブ局」が設置されており、アマゾンの保護と気候変動対策の両方において、南北の国々の協力体制の先例を作ることが期待されている。
研究は、開発のための新たな道路建設についても調査しており、「(道路建設は、)森林破壊、植民地化、乱獲、不法伐採を誘発する」としているほか、高まる世界のエネルギー需要がアマゾンの石油とガスの探索を促していることも指摘している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080911_1.html
アマゾン西部:石油とガス開発計画で森林破壊が進む