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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年09月12日
国連事務総長:「米国は気候変動対策のさらなるリーダーシップを」
(国連環境計画より)
インドの破壊的な洪水や南米におけるハリケーンの脅威に世界の注目が集まるなか、国連の潘基文事務総長は9月1日、米国は気候変動対策を行なっていく上で特に重要な役割を担うべきだと指摘し、気候変動対策においてさらなるリーダーシップを求めた。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の設立20周年を祝う会合で述べたもので、潘事務総長は、「米国は最大の炭素排出国である」とし、「米国はこれまでにも、主要な経済会議を積極的に招集するなど、気候変動枠組条約(UNFCCC)の交渉では建設的な役割を果たしているが、それだけでは不十分だ。国際社会のすべての国は、米国のさらに優れたリーダーシップを期待している」と語った。
また潘事務総長は、IPCCの研究成果にも敬意を払い、「コペンハーゲンでの会合に向け、科学的な事例を論証することをIPCCに期待する」と述べた。京都議定書の次なる同意を目指し、2009年12月のコペンハーゲンでの気候サミット開催まで今の勢いを維持することの必要性を強調した。
IPCCの予測によれば、ハリケーン・グスタフや2005年のハリケーン・カトリーナ、120万人が家を失ったとされるインドのビハール州の洪水といった異常気象は、今後も気候変動により頻度を増し、激化するという。それにより、世界中でさらに多くの人々と経済が影響を受けることが予想される。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080912_1.html
国連事務総長:「米国は気候変動対策のさらなるリーダーシップを」