（ロンドン市より）

ロンドン市は９月９日より、ロンドンの演劇業界のトップと協力し、「気候変動に関するグリーンシアター行動計画（Green Theatre: Taking Action on Climate Change）」を開始した。

「グリーンシアター」とは、演劇業界の環境行動計画で、建物内で使用するエネルギーの削減、電気代の節約につながる最も効果的な方法を取りまとめたもの。この行動計画がすべて実施されれば、ロンドンの演劇業界は2025年までにおよそ60％の炭素を削減できるという。

気候変動対策はロンドン市長の優先課題の一つ。今回の計画は、2025年までにロンドン市の炭素を60％削減する、という市長の公約に基づいたもの。さまざまな利害関係者との緊密な連携の下で作成されたこの計画は、演劇業界がどうすれば炭素を削減できるか、どの部分に改善の余地があるか、など実用的なアドバイスを盛り込んでいる。

「世界に名だたるロンドンの演劇業界は、首都経済に極めて重要な影響を与えており、気候変動との戦いにおける手本を示すうえで、その力は計り知れない。計画の作成に協力してくれた業界の真の指導力と献身的な努力に、私は深い感銘を受けている」と、ボリス・ジョンソン市長は述べている。

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