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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年10月03日
国連とノルウェー、森林減少に由来する温室効果ガスの排出抑制に向けて協力
(ノルウェー首相府公式サイトより)
ニューヨーク発-国連の潘基文事務総長とノルウェーのイェンス・ストルテンベルグ首相は9月24日、熱帯林保有国の気候変動対策を推進するため、新たに「国連REDD計画」をスタートすると発表した。ノルウェー政府は、このプロジェクトの初期段階に3,500万ドルを拠出することを表明している。
REDD(森林の減少・劣化に由来する温室効果ガスの排出抑制:Reducing Emissions from Deforestation and Forest Degradation)は、2007年12月のバリ会議で採択された決議により、途上国における気候変動緩和策の一環として、2013年以降の新たな気候変動枠組みに盛り込むことが検討されている。
次期枠組みにREDDが導入されれば、先進国は、森林保護によって温室効果ガスの排出を抑制した途上国に対し、補償を支払うようになる。ある試算によると、インドネシアの場合、森林減少率が年間100万ヘクタールに低下すれば、年間10億ドルの補償を受ける可能性があるという。
「国連REDD計画」は、国連食糧農業機関(FAO)、国連開発計画(UNDP)、国連環境計画(UNEP)の3機関による共同事業。インドネシアやパプア・ニューギニアなど9カ国に対し、森林のモニタリング・評価等を行うシステムの設置を支援する。これらのプロジェクトを通じて、REDD導入に伴うさまざまな課題を検証する。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20081003_1.html
国連とノルウェー、森林減少に由来する温室効果ガスの排出抑制に向けて協力